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家で一人でブラインドテイスティングを練習する方法

公式サイトで確認: Wed Sep 16 2026 00:00:00 GMT+0000 (Coordinated Universal Time)

家で一人でブラインドテイスティングを練習する方法

先に結論を書きます。

  • 隠すのはアルミホイル1枚で足ります。 専用の道具は要りません
  • 難しいのは隠すことではなく、自分で買った以上、中身を知っているという問題のほう
  • そして最大の問題は答え合わせです。ラベルを見ても「なぜ外したか」は分かりません
  • **この記事は、これから始める人間が調べて決めた手順です。**実際にやった結果は追記します

隠し方は、どれでも大差ない

やり方を調べると、だいたいこの4つが出てきます。

方法 用意するもの 向き不向き
アルミホイル 台所にある いちばん手軽。 ボトルの形は隠れないが、形で品種は分からないので実害は小さい
紙袋・封筒 酒屋の袋で足りる 口を折り返せば自立する。複数本を並べるときに番号を書ける
靴下・ボトルカバー 繰り返し使える。洗う手間はある
デキャンタに移す デキャンタ ボトルの形も色も完全に消える。 ただし空気に触れるので、開けた直後の状態ではなくなる

私はアルミホイルにしました。 巻いて、油性ペンで番号を書くだけです。

注意点が1つあります。ボトルの色と形は、思ったより情報を持っています。 ブルゴーニュ型かボルドー型か、緑瓶か茶瓶か。ここまで消したいなら紙袋かデキャンタです。 ただし最初のうちは、そこまで消しても当たらないので、気にしなくていいと思っています。

本当の問題は「自分で買っている」こと

一人でやるときに避けられないのがこれです。

自分で選んで自分で買った以上、冷蔵庫に何が入っているかを知っています。 4本買って4本並べれば、選択肢は4つに絞られます。本番は20種以上の中から選ぶので、 これでは練習になりません。

対策として、いくつか考えました。

1. 買ってから時間を空ける

まとめて買って、1〜2週間置いてから開ける。何を買ったか忘れるくらいの間隔にします。 安い方法ですが、記憶力次第です。

2. 同じ品種を複数本混ぜる

4本のうち2本を同じ品種にしておく。「4本=4品種」という前提が崩れるので、 消去法が使えなくなります。

これは練習としても意味があります。同じ品種でも産地や造りで表情が変わるので、 「同じ品種だと気づけるか」自体が試験で問われていることでもあります。

3. 誰かに開けてもらう

同居している人がいるなら、買い物とアルミホイルを任せてしまうのが確実です。 自分は何も知らない状態で座るだけになります。

頼める相手がいない日もあるので、私は1と2を基本にするつもりです。

比べないと、基準ができない

もう1つ、始める前から分かっていることがあります。

1本だけ飲んでも、「酸が高い」がどれくらいなのか分かりません。

高いか低いかは、何かと比べて初めて言えます。比較する相手が頭の中にないうちは、 1本を丁寧に飲んでも言葉が出てきません。

なので2本以上を同時に開けて、行き来しながら飲む形にします。 練習用ワインをどこで買うか でスーパーの1,000円台を選んだのも、 同時に複数本開けても財布が痛まないことが理由の1つです。

飲み切れない分は翌日に回すことになります。酸化して変わってしまいますが、 「翌日どう変わるか」もそれはそれで情報なので、捨てるよりはいいと考えています。

条件を揃える

同じ日に比べるなら、条件は揃えたほうがいいと考えています。

  • グラスを同じものにする(形が変わると香りの立ち方が変わります)
  • 温度を揃える(冷たいと酸が立ち、渋みが硬く出ます)
  • 時間帯を揃える(食後すぐは、自分の感覚のほうが変わっています)

道具を買い足す必要はありません。同じグラスを2〜3脚用意するだけです。

それでも残るのが「答え合わせ」

ここが一人で練習する最大の壁でした。

外したとき、ラベルを見れば正解は分かります。でも「なぜ外したか」は分かりません。

  • 色の見方が違ったのか
  • 香りは取れていたが、言葉にできなかったのか
  • 酸と渋みの判断を逆にしたのか

スクールなら講師が指摘してくれる部分です。一人だと、外したという事実だけが残って、 次に活かせません。

日本ソムリエ協会の二次試験は、自由記述ではなく用語を選ぶ形式です (→ ソムリエとワインエキスパートの違い)。 つまり「何となく分かった」では点になりません。毎回同じ物差しで言葉を選べるかが問われます。

なので私は、飲むたびに同じ項目を同じ順番で記録するところから始めます。 色 → 香り → 酸 → 渋み → 余韻、と毎回同じ順で埋めていって、 外したときに前回の記録と並べて見返す。そうすれば「いつも酸を高く見積もっている」 のような癖には気づけるはずです。

まだ1度も試していないので、これが効くかどうかは分かりません。 やってみて効かなかったら、そう書きます。

これから試す手順

まとめると、こうなりました。まだ1本も試していません。

  1. スーパーで品種名が単一で書かれたものを4本買う(うち2本は同じ品種にする)
  2. アルミホイルで巻いて番号を書き、1〜2週間置く
  3. 2本ずつ同時に開けて、同じグラス・同じ温度で行き来しながら飲む
  4. 色 → 香り → 酸 → 渋み → 余韻の順に、毎回同じ形で書き留める
  5. ラベルを見る。外していたら、前の記録と並べて何が違ったかを見る

特別な道具は、アルミホイルとグラス2脚だけです。

半年で飲める本数には限りがあります(二次試験までに何本飲めるのか で数えたら約50本でした)。 1本ずつが貴重なので、記録しないで飲むのがいちばんもったいないと思っています。


この「毎回同じ形で書き留める」部分を、自分用にアプリにしています。 選んだ言葉がそのまま試験の解答用紙と同じ並びになるようにしたくて作り始めました。 公開したらお知らせします → 事前登録

制度の話は 一次試験免除 ── 二次で落ちた翌年、何回まで受けられるか にまとめてあります。